子天使たちのハロウィン話

Tristan:ハロウィンって万聖節(諸聖人の日)のイヴ(前夜)なんだよね。
Abel:うん。もともとはケルト人の1年の終わりの日で、この世と霊界の門が開く日なんだそうな。
Tristan:だから魔物撃退策として仮装したりするんだね。
Abel:ひょっとして魔物の仲間入りする為かもしれないね。

Tristan:古代のケルトの人々は10/31の夜に収穫祭を行って、かがり火の残りを
翌朝に村人たちに配ったんだって。
その火をもらった日から冬が始まってみんなが暖炉に火を灯すんだって。
Abel:ナルホドー。

Tristan:ちょうど太陽の季節が終わって暗闇が始まる日なんだよね。
Abel:でもハロウィンにはお祭りするのに、万聖節には何もしないんだよね?
Tristan:聖人たちにもお休みがあるんじゃないの?
Abel:聖人たちがお休みしちゃったら、その日は魔物が往行するんじゃ・・・・
Tristan:オヤスミだからきづかないフリするんだよ、きっと。

Tristan:かまどに火をつけて家を暖かくしておけば、
悪霊が家に入ってこなくなるって信じられていたんだよね。
Abel:あっちの世界との門が開く時期だもの。ウヨウヨだよ。
Tristan:でも暖かい部屋が好きな魔物もいるかもしれないんだよね。

Tristan:あっ!!キングを盗られた!!
Abel:ボクの勝ちだね。
Tristan:イタズラガイコツの勝利だよ。

Tristan:ハロウィンの日には、子供たちがお菓子をもらいに行くけど、
もらえなかったら報復にイタズラしてもいいんだって。
Abel:聖人たちが決めたのかな?怖いよねー。世界中でイタズラが発生するよ。
Tristan:だって次の日はオヤスミだから。
Abel:ナルホドー

Tristan:ハロウィンが待ち遠しいよね。
Abel:お菓子くれなきゃ恐いよ。



Oct.2011