2016/05/18
「光の王の名前」




ヤハウェ「神父様・・・失礼いたします。」




アルカルド神父「どうぞ」




アルカルド神父「どうしましたか?・・・・・・・それは・・・・・。」




ヤハウェ「恐らく、僕が持っていてはいけないものなのですが
どうしたらいいか判らなくて・・・・・」




アルカルド神父「教会で保管していたものです。あなたが持ち帰ったのですか?」

ヤハウェ「いいえ、恐らく盗品をパパが騙されて入手して
僕のもとに来たのだと思います。」

アルカルド神父「・・・・・そう・・・・ですか。」




アルカルド神父「それで、持っていてはいけないと感じた理由は何故ですか?」




ヤハウェ「・・・・・・石から血のようなものが滴って・・・・
夜遅くに声がするような気がするのです。それで怖くなって・・・」




アルカルド神父「石が言葉を?一体なんて?」

ヤハウェ「”変化の時は近い”・・・・と」

アルカルド神父「そうですか・・・・・」




アルカルド神父「ほかに特に変わったことは?」




ヤハウェ「何となく怖いというだけで特には」

アルカルド神父「判りました。教会でもう一度預かりましょう。
あなたがきいた言葉は恐らくは気のせいでしょう。
恐怖が生み出した幻ですよ。」

ヤハウェ「だったらいいのですが・・・・」




ヤハウェ「あ、あと・・・”光の王に逢いたい”とも言ってました・・・・・
光の王って天使長?神様?
・・・逢いたいってことは・・・悪いものではない気がします」




アルカルド神父「・・・・・・・・????」

ヤハウェ「ともかく・・・お返ししますね・・・」

アルカルド神父「判りました。」




アルカルド神父「念のために…君の名まえは?」




ヤハウェ「ヤハウェ・・・です。神聖四文字」

アルカルド神父「そうですか・・・・・・・・・
(親はどういうつもりでこういう名を付けたのだ)」




アルカルド神父「この石は確かにお預かりしました。」




アルカルド神父「君も教会に通いなさい。きっと神が護ってくださる。」

ヤハウェ「判りました」




アルカルド神父(結局教会に戻ってきたか・・・・確かに以前よりも重くなっていた。
私には声は聞えないが・・・・不気味なことには変わりない」




アルカルド神父「”変化の時” ”光の王”・・・・一体何なんだ・・・・」