2015/12/24
教会レストランOPEN!




アルカルド神父「この水と葡萄酒の神秘によって」




アルカルド神父「わたしたちが人となられた方の神性にあづかることができますように」














アルカルド神父「さてと、ミサが終わったらいよいよ此方をやらねば」





アルカルド神父「ついにこの日を迎えることができました。
教会レストランいよいよオープンです。」




アルカルド神父「毎週のように訪れてくれた人や(怒)」




アルカルド神父「仕事と言いながら毎日のように食事をして帰った人や(怒)」




アルカルド神父「とてもこの世のものとは思えない者(怒)まですでに来店済みですが」








アルカルド神父「今日から正式にオープンです。
客が現れるまでは聖堂にいます」




おまたせしました!!
教会レストラン・グランドオープンです。















カイン「一番のりはさすがに気が引ける」

ベリアール「そうですね、聖堂に入るタイミングをちゃんと考えないと
我々はミサに参加することはできませんからね・・・この機会でないと」←悪魔だから




カイン(・・・本当に聖堂の十字架を奪うつもりなのか・・・)

ベリアール(我々は半分は天の血が流れている。
教会でのダメージもそれほどではない・・・・・・はず
カインは知らないけれども)





ばったり





アシュトレト公爵「おや・・・・・・」
アシュトレト公爵II「・・・・奇遇だね」

カイン「・・・・・・・・・・。」




ベリアール「貴方がたは教会へ入れませんよ」

アシュトレト公爵「何故?今日オープンでしょ。君たちが入れるのに」

アシュトレト公爵II「我々が入れないということはない」

ベルアール「体質があってね」




カイン「何の体質?」

ベリアール「・・・・・・・・・・・・・・。」




アシュトレト公爵(そうか、カインはまだ知らないのだったね)

アシュトレト公爵II(自分が何者かってことを)

ベリアール(その件については今はまだ・・・)

アシュトレト公爵(わかってるよ、黙っとく)


〜読心のみで会話中〜


カインは読心ができない術を自ら望んでかけてもらったので
公爵ズとベリアールの会話は聞こえない。





カイン「どうしたんだ・・・・黙ってしまって。」

アルカルド神父「いらっしゃいませ、何名様ですか」




アシュトレト公爵「神父・・・」

アシュトレト公爵II「・・・・神父だ」





カイン「・・・もー!!・・・・不審だから、入るぞ」




アルカルド神父「いらっしゃいませ。あなたは、数週間前に
ご友人と手を繋いでやってきた方ですね」

カイン「(従者だけど)・・・・・そうだ。覚えていてくれて有難う
あの時は店内には入らなかったけれど」

アルカルド「そう、まだ開店していない旨を伝えて
素直に引き返してくれた数少ない客ですからね」

エピソード:2015/09/26 『仲良しハンド』参照





アルカルド神父「何になさいますか」

カイン「えっと・・・・連れが・・・・」




カイン「あれ?(あいつらーーー!!!!)
・・・・あ、あとで来ると思いますが・・・」




アルカルド神父「メニューをどうぞ」




カイン「一人でやっとるのか?」

アルカルド神父「ええ」

カイン「大変だな」

アルカルド神父「たった今オープンしたばかりなので大変かどうか判りませんけどね」

カイン「・・・・・・・・・・・愛想よくしないと客が遠のくぞ」





アルカルド神父「そもそも私は私の聖地、この教会を取り返したかっただけなので
レストランが繁盛しようとしまいと関係ありません」




カイン「(・・・・・・やりにくいな・・・・しかもホンモノの神父だ)
えっと・・・注文を・・・・」




メニュー内容:

・救世主サンド・栄光のサラダ添え
・シナイ山サンド・モーセの十戒サラダ添え
・ベツレヘムトースト・降誕の地スープ付
・贖罪トースト・ピラト風味のスープ付
・アンリ4世トースト・裏切りの改宗スープ付
・スパゲティ・最後の晩餐風味
・スパゲティ・ゴルゴダの丘風味
・スパゲティ・レクイエム風味
・天使のケーキ各種
・ザビエルクッキー各種
・異教徒のカレー・受難(ナン)セット
・全てのお食事にコーヒーまたは紅茶が付きます







カイン(・・・・・・どれも注文するのが怖い・・・・コーヒーか紅茶しか言えない・・・
けど・・・・・怪しまれてもいかん・・・ここは本物の教会でこの人は本物の神父
私は本物の悪魔だ・・・・・・)




アルカルド神父「どうされました」

カイン「・・・・いえ」




カイン「・・・・・天使のケーキ・・・を紅茶とセットで」

アルカルド神父「かしこまりました。ケーキをお選びください」




カイン(・・・・・・ミカエル、ラファエル、ガブリエル・・・・
・・・・なんて怖い名前のケーキばかりなんだ)




アルカルド神父「どうされました」

カイン「・・・・・・いえ・・・・ミ、ミ、ミカエルのケーキを・・・・」

アルカルド神父「かしこまりました。声が震えていますよ」





出てきたケーキは普通のフルーツケーキで安心した。





カイン「・・・・・あの、店の人が一緒にテーブルにつかなくても」

アルカルド神父「ここは教会です。
神父が来訪者の皆様とお話するのは普通です」

カイン「・・・・そうですか(十字架怖い・・・神父怖い・・・)」




アルカルド神父「二度目ですから、お名前を伺っても?」

カイン「・・・・カインです
(言えないと不審だものな・・・偽名使っても城に居る限りバレそうだし)」




アルカルド神父「カイン・・・・・・か。
人類初の兄弟殺しの罪を背負った名前ですね」

カイン「聖書は読んだことがないから判らんが・・・・。
これから教会には通いたいと思ってるのだけれど」

アルカルド神父「そうですか!!」




アルカルド神父「ではこれを差し上げます」




カイン「・・・・・・・・(聖書・・・・)あ、あ、有難うございます
(ベルゼビュートもそうだけど神父って事ある毎に
聖書を勧めるものなのかな・・・・・)」




アルカルド神父「これもどうです。今日はクリスマスですからね、特別に」




カイン「・・・・・・・・(十字架・・・怖いっ・・・)
・・・そ、それよりも・・・聖堂の十字架を何とかしなければ」

アルカルド神父「はい?」

カイン「いや、なんでも・・・・・」





アルカルド神父「聖堂の十字架のようなものが欲しいのですか?」

カイン「そ・・・・そうだ!!部屋にぜひ置きたい(ヤケ)」

アルカルド神父「いいですよ」

カイン「え!!まさか・・・・!!(いらんっ!!)」

アルカルド「現在、聖堂で使っているものは差し上げられませんが
もう少し小ぶりのものが私の部屋にたくさんありますから・・・
待ってて下さい、お持ちします」





カイン「(いらん!!!!!でもベリアールとの契約もある・・・・どうしよう!!)
あ、あの・・・・ちょっと・・・今日は連れも来なかったので次回に・・・!!」




アルカルド神父「ああ、そうですね・・・・・。
この山を十字架を背負って降りるのは御辛いかもしれませんね
御忘れ物のないように (くす)」

カイン「ご馳走様でした・・・代金はそこに」




カイン(なんだか見透かされているような気がしてきた
・・・・でも上級悪魔になったお蔭か手に持ってもダメージがないぞ?
これなら聖書も読めるかも・・・・)





結局、他の悪魔ズはやってこなかった。





ベリアール「貴方がたは真正悪魔なので教会で食事は無理でしょう。
素性がバレると相手が相手なだけに面倒だと思います。
私もああいう場所は好かない。」

アシュトレト公爵「そうだね、大人しく帰ろう」




アシュトレト公爵II「カインは十字架を持って帰ってくるだろうか」




ベリアール「持って帰ってくるでしょうとも。私との約束なのだから」




アシュトレト公爵「相変わらず酷い人だね・・・」

アシュトレト公爵II「カインには容赦ないね。」





ルネ「今日オープンだったのですね。
瞼の弟と囁かれているフランチェスコを連れてきました。」

フランチェスコ「楽しみです。」




ルネ「今日は”アンリ4世トースト”にしてみました。」

フランチェスコ「僕は”ベツレヘムトースト・降誕の地スープ付です。」




ルネ「普通にフレンチトーストに見えますけど・・・
アンリ4世って何度も改宗したブルボン朝時代のフランス王ですよね」

アルカルド神父「ええ、諸侯貴族とカトリックの間で自分に都合のいいように
信仰を弄んだ人物です。」

ルネ「・・・・難しいなぁ・・・・」




ルネ「ご馳走様でした・・・・あれ?こんなところに大きな十字架が・・・・
”カイン様お取り置き”って書いてありますけど・・・・(どうしたのかな・・・)」





アルカルド神父「今日は殆どのメニューが出ました。
”異教徒のカレー”は注文がありませんでしたが、
恐らく悪魔がいたとしたらあれを頼むのでしょうね・・・
(先日もカレーを頼んだのは悪魔だった)」





アルカルド神父「子供は本当に天使ですね」




アベル「わーい!!”贖罪トースト”だよ!血塗られてるみたい!!
罪をあがなう為に血を流したイメージ?!ピラトスープ付!
ピラト提督の一言で磔になったんだよね。ひど〜い!!」




トリスタン「僕のはシナイ山サンド!!どのあたりがシナイ山なんだろう?
モーセの十戒サラダが付いてるんだ!!」




アベル「”神の名をみだりに唱えてはいけない”んだよね!
ヤハウェ連れてこれないや」

トリスタン「ブブー!!それ神聖四文字!!」

アルカルド神父「・・・・・・・・・・・・・。」




アルカルド神父「明日も良い一日でありますように」













「やれやれ・・・・・・こんな山の上だとは」