2015/06/10
アシュトレト公爵の独り言



アシュトレト公爵「教会レストラン構想がついに実現に向けて動き始めてしまった。
不本意ながら私が関わっているヘラクレスカンパニーの事業なのだけど
神父付きとは聞いていなかったよ。全くもって迷惑な話だ。」




アシュトレト公爵「何年もかけて教会を買収して、動き始めるまでに廃墟と化していたのに
元神父を店長に・・・などと社長が気まぐれに提案した所為で現役の神父・・・
しかもあの教会にいた神父が戻ってきてしまったではないか。」





アシュトレト公爵「神父を辞めてしまった者ならばその神聖度は低く、
大して恐ろしくもないものを・・・もうあそこへは出入りしたくないね。」




アシュトレト公爵「ガーゴイル達のことを*『雨とい』と言ってたのだって??
その役割もあるだろうけど、彼らは常に人々を高くから見おろして監視しているのだよ、人間界を。
そして闇の深まる刻を選んで翼を広げ、我々に人間界の出来事を報告してくれている。」

*◆月の宵宮◆blogより





アシュトレト公爵「あの神父はまだ死神のリストには書いてはだめ?」
ガーゴイル「残念ながらまだ迎えはいらぬ。」
アシュトレト公爵「残念。でも、神父の魂なんて狩りたくないけどね。」
ガーゴイル「ごもっとも」




アシュトレト公爵「オマエはもともとは大聖堂のガーゴイルだったのだね?
教会は大聖堂に取り付けられた魔の姿のオマエのことをなんと説明を?」
ガーゴイル「罪の吐き出し口だと。」
アシュトレト公爵「・・・本当に人間たちは自分の都合のいいように解釈するものだねぇ。
吐き出した罪は一体どこへ?」
ガーゴイル「さてな。私は人間を監視していただけなので判らぬ。」




アシュトレト公爵「・・・要らなくなったガーゴイルは取り払われて壊されてきた。
オマエたちは生き残れてとても幸運だったね。」
ガーゴイル「それは貴方様が手を貸してくれたから。」




アシュトレト公爵「長い歴史の中で、人間・・・特に教会のやり方には我慢し難いものがある。
その傲慢さときたら、神もびっくりするだろうね。
自分たちが地球上で一番強い生物だと思うのは間違いだよ。下等動物のくせに。
人間は常に捕食される運命。魂の終焉を見届け罪を裁くのは我々だからだ。
・・・何も判っていない。」