2015/02/12
僕の主は誰



「僕の主はどこですか?」




ホロウ「君、誰?」

クロウ「あれ?魔界で見かけたことがあるような・・・。」




「闇の大魔王様からの言いつけで此方へ。」




アーク「闇の大魔王様・・・・お逢いしたの?」

「いまだかつて大魔王様に逢った者は誰もいないよ。僕にも命令だけが来た。」




アーク「何かこちらに問題でも?」

ジャーク「どんな言いつけ?」




「従者として主のサポートを、と。
ご主人さまは悪魔としての仕事をしてらっしゃらないらしいので。」




ホロウ「カイン様のことかな?魔界返しのかわりに従者補充?」

クロウ「そんなはずはない。従者の僕が何も聞いてないもの。
それに”魔界出入り禁止”でその件についてはすでに決着しているよ。」




「カイン様の件は知ってるよ。魔界での評価は悪くないよ。
悪魔として認められてる。確かに考えが特殊だと思われてるみたいだけど。」

クロウ「・・・なら、よかった・・・・。」




「僕の主は別の人・・・・。」

クロウ「???」




アーク「主の名は?」

「それが・・・わからない。元人間だったということしか。」

アーク「元・・・人間・・・・?」




ジャーク「カイン様とベリアール様とアシュトレト公爵は役目を持って降臨したはず。
影のアシュトレト公爵IIは公爵と同一人物だけど後に分離したと考えて
全員魔界からやってきた悪魔だから違うよね。」




アーク「ルシファー様は魔王だったけど、ヴァンパイア契約して降臨。
ご自身が手にかけたメフィストを従者としてる(ように見える)。」

ジャーク「・・・というかルシファー様はすでに悪魔離れしているよね。」




ホロウ「ファウスト様は?従者はいなかったよね?」

アーク「昔は魔界の権力者だったから、我々の主は皆ファウスト様の従者みたいなものだったけど
こちらにいらしてからは魔界への関わりを極端に嫌ってる。」

「ああ・・・そのファウスト様に」




「かつて、僕に主ができたことを知らされたんだ。
ファウスト様がまだ魔界にいらっしゃる時に僕が指名された。
・・・ええと・・・300年ほど前だったかな・・・。」




クロウ「それから、ずっと待ってたの?」

「うん。」




「ファウスト様が・・・人間界の人を契約により魔の者にしたと仰ってた。」




「でもその方は神父ゆえ、悪魔に魂を売った贖罪の為に地下牢へ自らを投じているのだそうです。
生前の姿である神父の善の心と悪魔の心が混在している・・・とても難しい方だと伺ってる。」

クロウ「それって・・・・もしかして・・・。」

ホロウ「・・・・うん。」




ジャーク「生前神父で・・・・」

アーク「自ら地下牢に閉じこもってる方・・・・」




ホロウ「あの人しかいないけど・・・」

クロウ「微妙に話が美化されているような気がするけど・・・」

アーク「・・・・・・・・ファウスト様に伺ってみたら?」




「そのファウスト様が今どこなのかは・・・・・・・」

アーク「この城の塔の最上階にいらっしゃるよ。」

「え・・・・。」




クロウ「そのほうが話が速いよ。」

アーク「ええ。」

「・・・・・・・。」




〜 to be continued 〜