2014/11/05
邪魔者



カイン「今宵、世紀の大試験だというのに・・・・・。」



わさ〜〜〜〜っ!!


レト公爵
アシュトレト公爵II「ああ、手が滑ったよ。失礼。
おまえの為に癒しのハーブを出したつもりだったが・・・・。」




カイン「これは睡魔を誘うハーブ・・・・協力してくれるように思えたのは勘違いだったか?」
アシュトレト公爵II 「協力しているよ。今年の出題傾向を教えようか?」
カイン「そんなことを言いながら先ほどから邪魔しかしていないように思えるが。」
アシュトレト公爵II 「そのとおり。悪魔だからね。」




アシュトレト公爵II「・・・・私もおまえも。”悪魔”なのだよ。」
カイン「・・・・・・・・・・・・・。」




カイン「昇級試験は今宵なのだ。時間がない。独りにしてくれ。」
アシュトレト公爵II「何故時間がないのかな?」
カイン「まだ暗記していない書があるからだ!!」
アシュトレト公爵II 「おや?殆ど暗記したのだね。それは偉い。
だが、ここは魔物会議室。使うのは自由。私がここに居るのは勝手だろう。」
カイン「・・・・・ならば、せめて邪魔をしないでくれ!!」




アシュトレト公爵II「少しぐらい休んだらいいのにと思ってね。昨夜は寝ていないんだろう?」
カイン「(もういい・・・・。無視しよう)」
アシュトレト公爵II「教会など何が楽しいんだろうね。」
カイン(無視)
アシュトレト公爵「たかだか人間のような下等動物が拝するもの。
その実態が目の前にいるわけでもあるまいし。ああ、神父が神の代弁者か。」
カイン「・・・・宗教批判は他でやってくれ。」




アシュトレト公爵II「面接で教会への興味のことは言わないほうがいいと思ってね。」
カイン「(面接があるのか・・・)それは判らん。私は正直だからな。
教会は聖なる場所だぞ。我々が恐れるのがその証拠だ。」

アシュトレト公爵II 「”悪魔”として昇級したいのだろう?」

カイン「だからこそ、教会のことを熟知しているほうが。」




カイン「・・・・そのほうが、都合がいいと思わないか?
人間を欺くためには。
教会と結託して仕事の効率化を図るのという策略があるというのはどうだ?
斬新な考え方だろう。そのためには、多大なる苦をもいとわない。」

アシュトレト公爵II「・・・・・・・・・・・・!!」
カイン「・・・・・・・・・・・・表向きには、な。」




アシュトレト公爵II「では、内心は?」
カイン「そんなこと・・・・言ったら即行、魔界返しの刑が執行され
そのまま魔界止めだ・・・・・。」





その夜、カインは試験を受けに魔界へ行った。結果やいかに?!


〜 to be continued 〜