2013/07/16
夏が来た!!

ベルゼビュート
「私の住む地下牢は冷暖房完備なのだが
こうクソ暑い時こそ、縁側に出て
冷たいものを食す。なんとも粋ではないか。」

ベルゼビュート
「やぶ蚊の羽音が若干やかましいが、
この静寂な時間が私は好きだ。

誰も邪魔しないように。

・・・・・・・・と・・・・さっそく何者かの気配。
私の機嫌を損ねようとしているな。」
ジュール
「お、おじさん、誰?!」

ベルゼビュート
「失礼な奴だな!!」

ジュール
「さっき通ったときにはいなかったもん!」

ベルゼビュート
「自己紹介してほしいか?
地獄から出てきた魔人ベルゼビュートだ!!」

ジュール
「・・・・・・・ぼ、ぼくぼく、ボク金魚とってきました!!」

ベルゼビュート
「は?」
ベルゼビュート
「見ての通り、食事中だ。」

ジュール
「ごめんなさい!!ボク、ここに来たばかりで
何もわからなくて・・・・。おじさん、金魚見る?」

ベルゼビュート
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
ベルゼビュート
「『猫ちゃん』におやつか?」

ジュール
「わっ!!おじさんの目、ネコ目だ!!
ボク・・・・・どうしよう?
おじさん、怖い人だよね?!ボクどうしたらいい?」

ベルゼビュート
「では、それを此方に戴こう。」

ジュール
「えっ!!金魚を?!
ダメだよ、コレ、僕のだよ!!
見せてあげるだけ!!」

ベルゼビュート
「サカナは見るものではない、食うものだ!!
天ぷらにすると旨いぞ!!」

ジュール
「えええええ!!」

シュランゲ(今日は調理場担当)
「おまたせしました!!天ぷらです。
召し上がれ!」

ベルゼビュート
「おおお!!天ぷらがきたぞ。
天ざるうどんなのだ♪」

ジュール
「きゃー!!!ボクの金魚が天ぷらに!!」

ベルゼビュート
「フン!!最初からもっと怖がればいいものを。
安心しろ、金魚はまだ手に持っとるぞ!!
早とちりめ。
しかし、これで静寂が戻ってくるな。」
ジュール
「ぜぇぜぇぜぇ・・・・・・。
ああ、君、君、ええと裏庭の・・・・」

ジャッカル
「ジャッカル。」

ジュール
「そう!ジャッカル、今ね、ヘンなおじさんがいたんだ!
ボクの金魚をね・・・」
ジュール
「!!!!!!!」

ジャッカル
「金魚がどうかしたの?」

ジュール
「き、君も金魚を?!」
ジャッカル
「うん、蛇口から出てくるの。
面白いよ。
君も金魚持ってるの?
入れてみる?」

ジュール
「・・・・・・・・・・。」
ジュール
「ぎょっ!!!!!!!」
ジュール
「いや・・・ぼくは・・・・。
(金魚食べたり飲んだりなんて・・・・・・・・・)」

ジャッカル
「これ、美味しいよ!!
(金魚鉢に入ったストロベリードリンク)。」
ジュール
「・・・ぼく・・・・本当にここで
やっていけるのかなぁ・・・・・。」