2013/07/14
何度目かのJ

ジャッカル
「いけないことだとは思うけど、
ルネ先生の実験室からいろいろこっそり
持ってきました♪」

「あとでちゃんと返しにいきます♪」
ジャッカル
「ところでボクが誰だか、みなさん覚えてる?」

「ボクのことは知らなくて当然だと思うけど。」

ジャッカル
「ボクも館の住人になってからこっちへは
戻ってこなくなったからね。
君が迷い込んでくれて出口が判ったんだ。」

「館?ああ、あのフシギな場所だね。
まるで時間が止まったような・・・」

ジャッカル
「館の入り口はこの宵宮城のどこかにあるよ。
闇に身を潜めて暮らしている『人ならざる者』たちの館なので
秘密なんだって。
こっちでも何度も『Jの館』として話題にはなってるけど
入り口を見つけてくれた人は、まだ少ないみたいだよ。
ボクはそこの住人。
ボクは出口を知らなかったよ。」

「ずっとあの館にいるの?君もヒトじゃないの?」

ジャッカル
「判らないよ。でも友達も館の人たちもみんな
人間じゃないのは確か。
・・・それよりも君の名前は?」
「ジュールです。みなさんよろしくお願いします。」

ジャッカル
「J・・・・・か・・・・・!!
だからあの館に入ってこれたんだね。」

ジュール
「???」
ジュール
「ところで、このクラゲ育ったら何になるのかな?」

ジャッカル
「大きいクラゲじゃないの?」

ジュール
「この子もあの館に連れて行ったら時間が止まるかな?」

ジャッカル
「ダメだよ、ちゃんとルネ先生に返さなきゃ!!」