2013/02/21
魔王を召喚した者

サハル
「ベルゼビュート殿、
それはヴァレンタインのチョコレートというもの
ですか???」

ベルゼビュート
「私の部屋に勝手にいるのは世間知らずの魔物か。
ググって調べたのなら判ってるだろう。
私は今からおやつなのだ。
出て行ってくれ。」

サハル
「ヴァレンタインデーの存在は知りました。
が、でも実はチョコレートの実物を見たことが
なかったもので・・・・・。」

ベルゼビュート
「会社にアホみたいに届いただろうが。」

サハル
「ええ、社長室に。」

ベルゼビュート
「ならば、そちらを見せてもらえ!!」

サハル
「すでに分配された後だったので。」
ベルゼビュート
「オマエには分配されなかったのか?」

サハル
「はい。私とアシュトレト公爵は魔物ゆえ、
人の血肉を好むのだろう、と除外されました。」

ベルゼビュート
「ならば、人の血肉を好んでおけ!
私はこれから独りでおやつタイムなのだ!!」

サハル
「見ていてはいけないと?」
ベルゼビュート
「だいたい、オマエというヤツは礼儀知らずだ!!
アシュトレトの書により社長のために召喚されたのは
間違いないが、召喚者は私なのだぞ。」

サハル
「はい。覚えております。
そして私を呪縛して動けなくして逃げたのも貴方。」

ベルゼビュート
「人の血肉を好むような危険人物だと思ったからだ。
召喚したのが私ならば私も主のようなもの。
・・・・・挨拶もないのか?」




diarydiary 2011/9/02 『魔法使いは誰?』参照
サハル
「これはとんだ失礼を・・・・・。

貴方のおかげで私はこの世に舞い降り、
貴方が縛ってくれたおかげで良いタイミングで
主(社長)とめぐり合うことができ、
召喚の書を書いたアシュトレト公爵とは
今では同僚だ。

すべて貴方のおかげです。」
ベルゼビュート
「・・・・・・・・・素直すぎて嫌味なヤツだな。
あれからしばらくして、オマエは魔王に就任したのでは
なかったか?
少しぐらいは威厳がないと困ると思うのだが。」

サハル
「そうですね。今後気をつけます。」

ベルゼビュート
「そんなに私がチョコレートを食べるところを
見たいのか?!」

サハル
「はい。」
ベルゼビュート
「仕方がないな。
こんな地下室までやってきたことだし、
見せてやろう。」

サハル
「有難うございます。
私は今この塔の66階に棲んでいますので
すぐに来れるのですよ。」

ベルゼビュート
「もう来んでもよい!!」

サハル
「それからですね・・・・。
私も一応、魔王なのですから・・・・・
魔物の皆さんは跪いてくれないと・・・・・。」

ベルゼビュート
「断る!!」
見るだけだぞ!やらんからな!
◆少しおさらい◆
ノワール社長が忙しすぎてチェスの相手をしてもらえなくなった上級悪魔アシュトレト公爵は、
社長に余暇を与えるため「優秀な人材」を社長のために召喚させることにした。

自ら召喚の書を書いて、社長に渡したが、社長はこともあろうにアルとディーノに託す。
アルとディーノが躊躇していると、そこへやってきたステファノが見よう見真似で呪文を詠唱。
誤ってベルゼビュートを降臨(地下牢から移動?)させてしまった。
アシュトレト公爵直筆の魔導書に興味を示したベルゼビュートは書いてあるとおり儀式を行ったら
本当に魔物が降臨してしまった。(サハル)

2011/09/12 魔法使いは誰?
2011/10/05 コウモリ違い?
2011/12/05 ガーゴイル降臨


サハルは社長の僕となるが社長の業務を減らすべくヘラクレスカンパニーに入社する。
しかしサハルが有能すぎて社長は他の仕事がガンガン捗り一向にヒマをもてあます様子がない。
そこへ行き場のない嫉妬を覚えたアシュトレト公爵が再入社。サハルとは同僚となる。

2012/01/18 不可解なジェラシー
2012/02/03 帰ってきたアシュトレト公爵

相変わらず仕事に忙しい社長を見てアシュトレト公爵はルミエールの発言を参考にして
サハルを魔王にしてしまうことを提案。(成り行きで人間なのに魔王になってしまった社長の
「魔王」業務を減らすため。)
魔王の剣をサハルに与え、社長は晴れて魔王職をおり、新たに魔王サハルが誕生した。

2012/02/20 魔王の剣


とれ