2012/05
最初の名前

ローマン&マーロンの部屋にはベッドが3つしかない。
そこへ4人でお泊り。
ローマン
「ごめんね、あれからベッド数、増えてないんだ。
僕たち、一緒でいいから、君たちが一台ずつ使ってよ。」

Lawrence
「ローマン、こっちで寝たら?」

ローマン
「いいけど、どうして?」

Jeremy
「ローリーは地べたで寝たいんだってさ。」

Lawrence
「違うっ!!」

Lawrence
「その・・・君たちが同じベッドって、
なんかオレ達が落ち着かないんだよね。」

Jeremy
「確かに・・・・。」

ローマン
「そう??何でかなぁ?」
Lawrence
「何でって・・・。」

Jeremy
「なんとなく・・・・・・・。」

ローマン
「???別にいいけど。」
マーロン
「君たちが来てるのに、夜中にへんな事なんて
しないよ。(吸血とか)」

Lawrence
「へんな・・・」

Jeremy
「こと・・・」

ローマン
「こら!マーロン!!」
Lawrence
「ローマンが焦ったけど。」

Jeremy
「うん・・・・・・・。」

ローマン
「お、おやすみ!!」

Lawrence
「絶対あやしいよね。」

Jeremy
「ローマンが取り乱すなんて。」

Lawrence
「どちらも否定してないってことはさ・・・」

Jeremy
「やっぱりそうだよね。」

ローマン
「君たち、まる聞こえだよ!!」

Lawrence & Jeremy
「やっべー」
Lawrence
「別に何かあったとしても、オレ、
軽蔑とかしないし。」

ローマン
「だから、君たちが心配してるようなことは
ないから、安心しなよ。」

Lawrence
「いや、むしろ応援してるんだ。」

Jeremy
「オレ、もう寝るわ・・・・。」
シーン・・・・・・
マーロン
(僕は、深夜徘徊組だから
こっちのベッド使えばいいのに。くすっ。)
マーロン
(はっ・・・・・・・。)
マーロン
「君は・・・・・・・。」

J
「お久しぶり。」

マーロン
「ええと・・・・」


「君は・・・『マーロン』・・・
ここではそう呼ばれているのか。
・・・・・・・ジュリアス。」
マーロン
「それって僕の最初の名前だっけ・・・・。」


「まさか、忘れたのか?
私のことも?」
マーロン
「遠い記憶はすでに時のむこうだもの・・・・・。
いろんな思い出も置き去りにして
記憶を更新し続けててきたんだ。
何百年もの間生きてるんだから仕方ないよ。
でも君が仲間だってことは判るよ。」


「ローマンのことははっきり覚えているのだろう?
『初代ローマン』から。」

マーロン
「うん、特別だからね。」
J
「一番最初にヴァンパイアの手ほどきをした
私よりも特別とは。」

マーロン
「だって僕が人間時代からの友だもの。
君とは違う。
ええと、君は・・・・・・・ジェ・・・」

ローマン
「マーロン・・・・????」

マーロン
「!!」
ローマン
「マーロン、誰???
他にもお客さんが??」

マーロン
「ローマン・・・・・。」

J
「ジュリアスは少々お借りするよ。」
マーロン
「僕はマーロンだよ!!」

ローマン
「あなたは誰ですか?」

ローマン
「あ、消えた・・・・・・・・・。」
Jeremy
「聞いた?」

Lawrence
「聞いた!!」

Jeremy
「マーロンの元カレ???」(誤)

Lawrence
「そうとしか思えない!!」
Jeremy
「どーするんだろ、ローマン!!」

Lawrence
「身を引くタイプ??」

Jeremy
「いや、だって、そーいうのじゃないって
本人言ってるし。」

Lawrence
「でもさー絶対、マーロンのこと好きだよ。
あの真面目なローマンが親や学校捨ててまで
選んだ相手だもの。」
ローマン
「・・・・・・・・。」

Lawrence
(どうしよう〜〜〜〜)

Jeremy
(かける言葉が思いつかない〜〜〜)
ローマン
「あのー、こっちのベッド空いたから
僕こっちで寝るね。おやすみ。」
Lawrence & Jeremy
「・・・・・・・・・・。」
ローマン
(ジュリアス・・・・がマーロンの人間時代の
最初の名前かー。
マーロンも忘れてたみたいだったけど・・・。
その頃、僕は一体なんて名前で
どんな人間だったんだろう・・・・・?

お互い人間だったのに、その時も
こんな風にマーロンだけ攫われて
闇の住人になったりしたのだろうか。

ひょっとして僕がマーロンを救うことができたかも
しれなかった・・・・のだろうか。)
ローマン
(いや、もう考えるのはよそう・・・・・。
・・・・・・・・・・・何百年も前の話だ。)
ひそひそひそひそ
ローマン
「本当に何でもないんだから。」

Lawrence
「そ、そうかなぁ・・・。」

ローマン
「うん、来世の約束だけ。」
J
「ここではその名を出してはいけない。」
J
「『マーロン』がこの体になって最初に
信頼を寄せた相手とでも言おうか。」
Jeremy
「だとしたらショックだよね。」

Lawrence
「元カレに攫われたとなると・・・・。」(誤)

Jeremy
「しかも結構オッサンだったし。」

Lawrence
「余計にショックだよ。」
ローマン
(それにしても、あのおじさん・・・・・・
誰なんだろう?)