2012/02/10
永遠に捧げるディナー

イブリース
「人間たちって無闇に『不老不死』に
あこがれているよね??」

リッカルド
「うん。僕は7歳のまま生かされてるけど
余り楽しいものではないのにね。
周りがどんどん進化していって、
ついていけないし・・・・。
あ、でもホタルさんやトキさんみたいに
大昔からイキナリ現代にやってきた人もいるか・・・。」
ステファノ
「何の話?」

イブリース
「『永遠』ってそんなにいいものじゃないよね
って話。時代錯誤になるしって。」

リッカルド
「貴方は永遠なの?」
ステファノ
「うーん、わかんないけど多分。
人間じゃないから殺されない限り生きてると思う〜。」

イブリース
「この城には天使や悪魔やヴァンパイアが
多いからみんな不老不死だよね。」

リッカルド
「そういえば・・・。」
リッカルド
「トキさんが教えてくれたんだけど、
人魚の肉を食べると不老不死になるって話。」

ステファノ
「え?人魚?!」

イブリース
「あ、オレも聞いたことある。」

リッカルド
「平安時代にいた人・・・・。
昔、人魚の肉を食べて不老不死になってしまった
八百比丘尼って女の人の悲しい話。」

イブリース
「実話かなぁ。」

ステファノ
「人魚ならあれからウチによく
遊びに来るけど〜〜。」

イブリース
「それ食べたらフツーの人間も
不老不死になるのかな?」

ステファノ
「食べるなんてムリ!」

アシュトレト公爵U
「・・・・・・・・!!」



アシュトレト公爵U
「何の話かな?
私にも聞かせてくれないか?」

イブリース
「いいよ。
人魚食べたら不老不死になるって話。」

ステファノ
「で、ウチによく人魚が来てるって話。」
アシュトレト公爵
「は?
人魚の肉を食べたら不老不死になれる?」

アシュトレト公爵
「バカバカしい伝説じゃないか・・・・。
我々は不老不死だ。今更不要だろう。
そもそも人魚なんて何処にいるのだ?
今日は営業で疲れたから眠らせておくれ。」

アシュトレト公爵U
「ああ、本当に再就職したのだね。」
アシュトレト公爵U
「このままではノワール社長は生きている限り
大忙しの毎日だろうね。短い一生なのに。」

アシュトレト公爵
「ああ、サハルがいい仕事をしてくれるおかげで
社長は大忙しで、オマケに私も忙しい!
一体この魔のスパイラルは何なんだ!!]


アシュトレト公爵
「もう休むよ。おやすみ!!」

アシュトレト公爵U
「社長が人魚の肉を食べたらどうなるかな?
と、思ってね・・・・・。」

アシュトレト公爵
「なんだって?」

アシュトレト公爵U
「人魚の出没する場所が判った。
私たちもよく知っている部屋だ。
我々のカンバスから出てきた少年の部屋だ。」

アシュトレト公爵
「それで・・・・・・???」

アシュトレト公爵U
「・・・・・・・・・愚問だろう?」

明日また朝7時に花壇の水やりにいかなくては
ならないのだよ。そして営業にも・・・・
アシュトレト公爵
「・・・・・・・・。」

アシュトレト公爵U
「今、彼は多忙でも、それが「永遠のうちの一瞬」なら
問題ないだろう。そのうちヒマになる時がやってくる。
永遠の中では「遅すぎる」ということもない。」

アシュトレト公爵
「なるほど・・・。」
アシュトレト公爵
「・・・・・・・!!」
アシュトレト公爵U
「ほう・・・・
その話をちょっと詳し〜く、
話しておくれ。」
えっ!!人魚が来るの?
うん、来てる!
!!