2011/12/25
パーティーへ行こう

David
「早くしないとパーティに遅れ・・・・」
David
「・・・・・あ、すみません。
部屋を間違えました。」

ノワール社長
「ああ、David君か、確かアムステルダムで
逢ったな。」

David
「ええ、驚きました。
あの日もパーティで。」

ノワール社長
「今日もパーティなのか?」

David
「社長は行かれないのですか?」

ノワール社長
「見てのとおり、シゴトだ。
全員出社してるぞ。」

ノワール社長
「新人に、コレを教えないとイカンのだが
新品が上手く動作しなくて困っている。
俺が理解していないのだな。」
David
「あ、これなら僕、判ります。」

ノワール社長
「本当か!」

David
「これはこう・・・
ちょっと貸してください。」
David
「ほら、これでOKです。
動いたでしょ?」

ノワール社長
「ああ、本当だ。さすがだな。」

David
「この時期に新人さんですか?」

ノワール社長
「まぁな。どこに配属するかは決めていないが、
こういうものも扱えると便利だからな。
(でも恐らくボディガードだ。)」


ノワール社長
「君もウチに就職しないか?」

David
「ええ、考えてみます。」

ルミエール
「でび君、大人っぽいけどまだ十代ですから〜。
(僕よりずっと年下だなんですよー!)」

ノワール社長
「そうか。」

David
「それではまた・・・。」

ノワール社長
「助かった。ありがとう。」

David
(同じような扉ばかりだから
一度外へでて、方向を確かめようかな。)
David
(・・・・・・と思って外へ出たけど、真っ暗だな。
ダンディ先生と約束したんだけど・・・。

やはり迎えに来てもらうのを待つべきだったな。)
ジェンティーレ
「やっぱり真っ暗だ。」

David
「あなたは?」

ジェンティーレ
「満月の夜に姿を現す者です。」

David
「今日は新月ですよ。」
ジェンティーレ
「おかしいと思ったんだけどね、
月明かりの気配がしたから出てみたら、
Moonlightのご縁か。」

David
「確かに僕はSelious Moonlightの者です。」

ジェンティーレ
「月つながりだね。」

ジェンティーレ
「今日は何故ここに?」

David
「パーティへ向かおうかと。」

ジェンティーレ
「ああ・・・。」

ジェンティーレ
「それなら、そこの角を左に曲がって
ずっと行ったら、正面玄関があるから
そこを入って、すぐに大きな扉が左右にあるから
左の扉をあけて、そのすぐ右の階段をあがって、
一番最初に見えた扉からいったん外へ出て
渡り廊下を通ってクリスマスツリーが
見えたら、右ですよ。」

David
「判りました・・・・・(いや、よく判らないけど)
ありがとうございます。」


David
「やはり・・・・・正面玄関にも
たどり着けないぞ。」

ぴちぴち ぴちぴち

David
「あれ?なんか水の音が・・・?」
David
「ああ!!こんなところに魚が落ちているぞ!
大丈夫かな?!」

ぴちぴち ぴちぴち

人魚
「大丈夫ではありません。
私をどこか水のあるところへ連れて行ってください。」
David
「よく見ると人魚の姿をしている。」

ぴちぴち ぴちぴち

人魚
「あまり驚かないですね。」

David
「それより、早く水のあるところへ・・・
でも僕はここの者ではないからどこに
水があるのかわからない。」

人魚
「城の裏は断崖絶壁になっています。
その下は海ですよ。」

David
「城の裏だね・・・・・・・。

ああ、ますます正面玄関から
遠ざかっていく気がするけど・・・
放っておくわけにはいかないからね。」

ぴちぴち ぴちぴち

人魚
「優しいお方、きっと龍神様のご加護がありますよ。」

David
「ははは・・・」


人魚
「ああ、そこです。」

David
「・・・・って崖の上ですよ。」

人魚
「放り投げてくださって大丈夫ですよ。」

David
「本当に?」

人魚
「龍宮城へ連れていきたいけど
用事があるなら仕方ない。またいずれ会おう。」

David
「ええ・・・では、放り投げますよ。」


David
「・・・・・・・・・ま・・・・・・・・
・・・・・・・大丈夫だよね。」
サハル
「何をしている?!」

David
「わっ!!」
David
「ああ!!あなたでしたか。
ええと・・・サハル様。
先日は有難うございました。」

サハル
「どうしたのだ?
月のない夜に魔物ばかりの城の外を
出歩くのは感心しないな。」

David
「迷ってしまって・・・・・。」
サハル
「今日はパーティだそうだな。」

David
「ええ。ダンディ先生とお約束してて
迎えに来てくださるはずだったのだけど
時間が過ぎても来られないので
こちらから出向いたのですが・・・・
そのまま迷ってしまいました。」

サハル
「それは、困ったな。
私もここにはまだ疎いので
案内してやることができそうにない。」

David
「ああ、ご心配くださらなくても大丈夫ですよ。
・・・ありがとうございます。」
David
「・・・・・・・あれっ?!」

シャレム
「どうかしましたか?」
David
(今たしか、サハル様とお話していた
はずだったけど・・・・・・???)

シャレム
「アナタは誰ですか?」
David
「魔物に無闇に名前を教えちゃいけないって。」

シャレム
「それは賢明だ。」
David
「あ、あの・・・・翼が・・・。」

シャレム
「何だ?」
David
「ひょっとして・・・私を捕まえようと
していませんか?」

シャレム
「そのとおりだが?」

David
「これから用事があるんです。
今、喰らわれるわけにはいきません。」

シャレム
(あとならいいのか?)
シャレム
「アナタのような純朴な心でいるから
このような『目くらましの森』に迷い込むのだ。」

David
「『目くらましの森』?」

シャレム
「このままだと、時間に魂を食われてしまうぞ。」

David
「それは困ります・・・。今からパーティが・・・。」

シャレム
「私に喰らわれるのと時間に喰らわれるのと
どちらが良いか?」

David
「えっ・・・!」
David
「・・・・・・・(困ったな。強そうな人の名前でも
出してみようか・・・。)サハル様を呼びますよ。」

シャレム
「えっ!!!!!!!!!!!!!!!」


ダンディ先生
「おや、デヴィッド君、早いね!!」

David
「あ・・・・・・・。
すみません、迷ってました。」

ダンディ先生
「今から迎えに行こうと思っていたところだよ。
でもちょっと早すぎたのでね、お茶でも
飲んでいこうかな、と。」

David
「え?!約束の時間はとっくに過ぎて・・・。」

ダンディ先生
「ないよ。」

ダンディ先生
「あはは、魔物たちにからかわれたね。
毎年、被害者が出るんだよね。
彼ら、クリスマスが嫌いだから。」

David
「ああ・・・・そういえば、みんな魔の方でした。」
David
「でもフシギと悪い気がしなかったです。」

ダンディ先生
「それは、魔物たちにも悪気がないからだよ。」

David
「ちなみにノワール社長は・・・・。」

ダンディ先生
「仕事だろうね。」

David
(ああ、よかった、ちゃんと人間だった。)
ダンディ先生
「じゃ、お茶しにいこう。」

David
「はい。」


David
「おやすみなさい。」

〜そして、無事パーティは終了〜
どっぼ〜〜〜ん!!
さすがに胡散臭いと感じたらしい→
でび様ショートステイ☆写真集