2011/12
秋と冬のフュージョン

DAVID
「月食を見ながら歩いていたら
あっという間に到着したよ。」

DAVID
「はっ・・・・。」

サハル
「月の赤い夜は魔物が往行しているから
気をつけなければ。」

DAVID
「はい・・・・。」

サハル
「では、これを着たらいい。」

DAVID
「え・・・・・はい・・・・。
ありがとうございます。」

サハル
「君は、どちらの屋敷から?」

DAVID
「Selious MoonlightのDAVIDです。」

サハル
「・・・・魔物に無闇に名前を教えてはいけないよ。」


サハル
「驚かないのだな?」

DAVID
「なにがですか?!」

サハル
「この角や獣の手脚や翼とか・・・。」

DAVID
「ああ、そういえば・・・。
こちらでは見慣れていますから。」

サハル
「といいながら、震えているぞ。
本当は怖いのではないかな?」

DAVID
「寒いだけですよ。」

サハル
「ご主人様から城にいる人には
親切にするように申し付けられている。」

DAVID
「あなたは?」

サハル
「寒くはないよ。心配しなくてもいい。」

DAVID
「(そうではなくて・・・)え、あ、はい。
どちらのお屋敷の方ですか?」

サハル
「社長・・・・の所だ。
(ご主人様の名前は神聖なので言えないのだよ)」

DAVID
「ノワール社長?の会社の方?
(いや主人というなら執事か・・・
それにしては妙な姿だけど。)」

サハル
「まあ、そのようなものだ。
(この者もご主人様の名前を平気で
口にする。対等なのだな。
失礼のないようにしなければ。)」

DAVID
「貴方も寒いのにコートを貸してくださったし、
さきほどオフ会の約束も。
ならば、もう友人でしょう。」

サハル
「ああ、そうだね、失礼。
ではまたいずれ・・・・」

DAVID
「あ。あれはティモシー様。
もう城の門まで来ていたのですね。」

ティモシー
「でび様、ようこそ。
おや、いつもと印象が違うような???」

DAVID
「これお土産です。」

ティモシー
「ありがとうございます。」

ティモシー
「 明日は紅葉狩りですね。
早く休んでください。

ああ、でもミッシェルが
お茶の準備していましたけど。」

DAVID
「ではミッシェル様のお部屋へ。」

ティモシー
「喜びます。
でも明朝は早起きしてくださいね。」

DAVID
「はは・・・努力します。」
DAVID
「意外と近かったんだね。
まだ紅葉してるからと思って軽装で
出たら夜はさすがに冷えるね。」
気に入った。今度オフ会しよう。
ええ是非。
DAVID
「先ほど、出会ったツノのある男性に
コートお借りしたのですよ。」

ティモシー
(ツノのある男性?いっぱいいるからねー。)

DAVID
(あ・・・・。
さっき欠けていたた月がまた元に戻ってきた・・・・。

月は明るいほうが夜道を歩くのには有難いけど、
赤い月もきれいだったな。

親切な魔物に出会えるし・・・。)

というわけで、宵宮城へでび様が滞在中です。
今年は遅くまで紅葉していたので、
平年より遅い時期の紅葉狩りが叶いそうです。

これより先のページも
クリスマスと秋が混ぜこぜですが、それもまた風情。
フシギな冬の訪れだった今年の思い出になりそうです。


しかし・・・・でび様、宵宮魔物に免疫があるとはいえ
寒空の真夜中に褌一丁の巨大魔物にも動じないのは
スバラシイ。