2011/10/05
コウモリ違い?

ステファノ
「なんかスゲ〜〜んだ!!
大きなコウモリってカンジ〜〜!!」

ローマン
「コウモリ?ヴァンパイアの化身?」

ステファノ
「ううん。なんかもっと巨大だったよー。」

ローマン
「巨大・・・・?なコウモリ?」

ステファノ
「うん・・・てゆーか、コウモリにしても
大きすぎるんだよねー。
とにかく大きくてカッコイイんだ!」

マーロン
「どうしたの??」

ローマン
「コウモリ男がいたらしいよ。満月の夜に。」

マーロン
「コウモリ・・・・?の姿で?」

ローマン
「なんでも巨大だったらしいよ。」

マーロン
「巨大?」
トキ
「コウモリとな?
おれも先日、几帳台にぶらさがっているのを見たぞ。」

ステファノ
「えええ??マジ?!」

マーロン
(まさか・・・・ジュリエットじゃないよね。
人目につくところで眠るとは思えないし・・・。)
マーロン
「あの・・・・そのコウモリ男って・・・・
コウモリ・・・・の姿していました??」

トキ
「いや、あれは人型だったな。
コウモリの羽根は持っていたが
明らかに人型だったぞ。」

マーロン
(じゃ、ジュリエットじゃないし、ヴァンパイア族なら
完全にコウモリに化けるもの。同族でもない・・・。)
ローマン
「マーロン、どうかした?」

マーロン
「ううん・・・ヴァンパイアの一族ではなさそう。」
トキ
「しかし・・・巨大とな?」

ステファノ
「うん、めちゃくちゃ大きかったよ。」これぐらい!


トキ
「はて・・・俺が見たのと同じとは思えんのう。
此方のは、おれより少し小さかったぞ。」

ステファノ
「えーっ!!ナイナイ!!
それにぶら下がってたって
いってたよね?絶対ぶら下がれないよー!
重すぎて無理!!」

トキ
(コウモリ違いか?
しかしそのような人型のコウモリ(恐らく怪異)が
そんなに複数この城にいるとも思えんのう。)
トキ
「そのコウモリは青かったか?」

ステファノ
「ううん。普通の色。」

トキ
「普通とは?」

ステファノ
「見れば判るって!」
トキ
「見れば・・・とは、はて?
そのコウモリはどこで見つけたのだ?」

ステファノ
「えっと、地下牢の悪魔の人が呪文を唱えて
召喚してた。あ、やべー!これナイショだったかも!」

トキ
「地下牢の・・・あの男か。
アレは元・神に仕える身(神父)でもあるから、
天とも鬼とも通じておる。
いわば我々陰陽師と同じ立場であるからな。」

ステファノ
「わー!ナイショだから言っちゃダメだよ!!」
トキ
(天に通ずる鬼が呼び出した鬼か・・・
興味深い。)
トキ
「そのコウモリを出したのはどこだ?」

ステファノ
「えっと、塔の4階のルネ先生の実験室。
オレ、素通りするはずだったんだけど、あの夜
アルとディーノが魔方陣なんか描いてたから
見に行ったんだよね〜。でもナイショなんだって!!
アルとディーノが鬼より怖い社長に頼まれたんだけど
なんだかんだで自分たちはかかわりたくナイだとかで、
結局地下牢の人が召喚したんだ!
なんか珍しく『公爵』の書とか言ってたよ!」

トキ
(鬼よりも怖い社長?公爵の書?)
ステファノ
「あー!そうそう、おじさん、気になるんだったら
それ、まだもとの場所にいるはずだから見に行ったら?
『縛』の魔法をかけてたから、しばらくは動けないだろうって。」

トキ
「それを早く言え!!」

ローマン
「なんか嬉々として行っちゃったよ。」

マーロン
「思うんだけど、ひょっとしてガーゴイルじゃない?」

ローマン
「うん・・・ボクもそう思う。」

ステファノ
「でも、ガーゴイル違いだって!
あの烏帽子の人が言ってたのって、青いコウモリでしょ
ボクの見たのは黒い翼だったよ!!」

ローマン&マーロン
「・・・・・・・・・・。」


マーロン
「・・・一族に関係ない話だとしたら、
ボクにも関係ない。」

ローマン
「かかわらないのが身のためだよね。」

マーロン
「うん。」

ステファノ
「あれ?意外と保守派〜?
オレもつまんないから部屋で金魚と遊ぼ〜っと!」

(ぎくっ・・・・)
ほっ・・・
トキ
「それから、おれのことは『トキ』でいい。
金輪際、『おじさん』などと言うな!」

ステファノ
「えーっ!だっておじさんじゃん!!」

ローマン
「こら、ステファノ君!」
今度言ったら呪うぞ!
部屋に帰ろ
満月男じゃなくて
ナイショだよ〜〜!